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図2図2

 

 

◆読めない書道
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◆村松恒平
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(文章学校内)

村松恒平
『読めない書道』
 


■消しゴム判の楽しみ

僕は落款の代わりにゴム印を使用しています。
しかも、あまり凝った文字ではなく、簡単に作れるように村松の『む』。

赤いアクセントがあると全体の空間が締まります。
位置を考えてペタンと押すのが楽しみ。
作品が完成した、という気分がします。
落款を持っている人がいれば、それでもいいですが、あれはきれいに押すのもたいへんらしいですね。
消しゴムでもナンシー関さんのように相当レベルの高いものも作れます。
凝ったものを作ってもいいでしょうけれども、とりあえず「赤いものほしさ」で消しゴム印を作りましょう。
その人らしさが出ていればいいと思います。


■消しゴム判の作り方

僕のような不器用な人でも彫刻刀があれば、15分もあれば作れます。
昔作った人もいるだろうし、解説するまでもないかもしれませんが、いちおう書いておきますね。
  1. 材料。消しゴムと彫刻刀。どちらも100円ショップでもいいでしょう。消しゴム一個で2つくらい作れます。
  2. 浮き彫りで彫りやすいデザインを考えます。
  3. 鉛筆などで半分に切った消しゴムに書きます。このとき図案を左右反対の鏡文字にします。
  4. 平刀、切り出しなどで輪郭線を切る
  5. 丸刀で大雑把にいらない部分を落とします。
  6. そのあと、ていねいに細部を削ります
  7. 道具をしまう前に試しに押してみて、オーケーだったら完成です。

■村松の3つの消しゴム印

作ったのに見えなくなってしまって、また作り、あとで出てきたので3つになりました。それくらい簡単に作れるということです。
小さくて紛れやすいので、ビニール袋に入れて目立つようにしています。
結果的にサイズや味も微妙に違うものができたので、紙のサイズや気分によって使い分けています。